本日読んだ本


『ランボーとアフリカの8枚の写真』鈴村和成(河出書房新社)¥2,500

アルチュール・ランボーという詩人には昔から何処か惹かれる何かがある。
最初にランボーの世界を知ったのは実は訳者である小林秀雄の存在からだったと思う。
中学生?高校生?の頃、僕らの時代には現代文という科目があって(今でも科目としてあるのかどうかは知らない)僕が勉強を教わっていたS先生は好んで小林秀雄の文章を題材として採用した。
当時の僕にとって小林秀雄=難解の代名詞でもあった。
と同時にそのインテリジェンスは憧れの的でもあった。
更にまた、その先に存在するのが詩人ランボーの存在だった。
いつ、どのタイミングで知ったのか定かではないが、20代のランボーが詩作を捨てて商人としてアフリカに渡ったという経歴も多いに興味を引く史実だった。
そんなランボーのアフリカでの軌跡を辿るフィクションのような絶妙のノンフィクションが本作だ。
アフリカという未知の大陸が漂わせるロマンシチズムとアルチュール・ランボーへの憧憬と探求。
こんな生き方もあるのだと子供の頃に気がついていればもっと別の道を歩んでいたかもしれない。

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